このページでは、家庭用のガス瞬間(小型)湯沸かし器の「インターロック(赤ランプ点灯)」の解除方法(手順)を作業時の画像を使って解説しています。
僕の場合、作業工程を撮影しながらだったので30分ほどかかりましたが、所要時間は10分以内で出来るほど簡単な作業です。
ガス瞬間(小型)湯沸かし器のインターロックを解除する方法
解説している機種は、我が家で使用してるリンナイ製のガス瞬間湯沸かし器なので、お使いの機種によっては解除方法が異なる場合があると思います。御了承ください。
ガス瞬間(小型)湯沸かし器からお湯が出なくなる原因と対処法
ガス瞬間湯沸かし器の操作ができなくなる(お湯が出なくなる)理由は、ガス供給の停止(ガスの元栓が開いていない)、電池切れ、インターロック(赤ランプ点灯)がかかってしまう、などが考えられます。
ガスの元栓を毎日占める習慣があるご家庭では、うっかりが閉めっぱなしになっている場合があるので確認してみてくださいね。
電池切れの場合の対処法
湯沸かし器に使われている乾電池は、ガス点火用のスパーク(火花)を発生させるための電力なので、電池切れの場合もお湯が出なくなります。
電池切れの場合はお知らせランプが緑色に点灯するので、取り扱い説明書か本体に書かれている説明書きをチェックしてください。
電池の外し方、取り付け方と電池を取り付ける方向(プラスとマイナスの向き)がわかりやすく書かれています。(以下画像)
電池切れの場合の乾電池交換方法
乾電池の交換方法はとても簡単です。
本体下面のカバーのつまみを回すと簡単にカバーが開きます。
電池カバーが下方向に開きます。
乾電池は指でつまんで引っ張るだけで簡単に外せますので、新しい乾電池と交換してください。
乾電池を交換するときは、プラス面とマイナス面の向きを間違わないように差し込んでください。
本体のカバーに、プラス面とマイナス面の正しい差し込み方が書いてあると思います。
緑色のランプが点滅している場合
緑色のランプが点滅している場合は、定期点検の時期をお知らせしているので、ご利用のガス会社か、ガス機器を取り付けてもらった会社に連絡してください。
定期点検は、立ち合いが必要です。
業者さんと点検日の打ち合わせをして自宅まで来てもらいます。
マニュアルに沿った簡単な点検で、所要時間は5分程度です。
緑色のお知らせランプが点灯(つきっぱなし)が電池交換の合図で、緑色のランプが点滅している場合は定期点検時期の合図です。
それでは、ここからインターロック(赤ランプ点灯)の解除方法(手順)を解説しますね。驚くほど簡単です!
インターロック(赤ランプ点灯)は安全装置
インターロック(機能)とは、ガス瞬間湯沸かし器に備わっている不完全燃焼防止装置(安全装置)の動作です。
ガスを使用中に排出される一酸化炭素の量が規定値を超えると、不完全燃焼防止装置が機能して燃焼をストップします。
確認方法としては、本体カバーのお知らせランプが赤色で点灯します。
この時、部屋の窓を開けて空気を入れかえたり、一定時間経過後に再度操作を繰り返すと正常に作動するのですが、連続操作など、一酸化炭素量が基準値を下回るまでに同じ操作を繰り返すとインターロック機能が作動してしまいます。
通常は、同じ動作(不完全燃焼の状態で使用)を3回繰り返すとインターロックが作動するようです。
インターロックを解除する前にお読みください
我が家では,過去に3回インターロックが作動した経験があります。
いずれの場合も、赤ランプが点灯した際に空気の入れ替えなどは行わず、立て続けに給油ボタンを操作(押し離しの繰り返し)したことが原因だと思います。
一度目は、機器の保証期間内(3年以内)だったので、取り付け業者に連絡したら無料で修理してもらえました。
二度目は、3年間の保証期間を過ぎていたので、保証対象にはならず、湯沸かし器を取り付けてもらった業者(ガス会社)に修理を依頼ました。(有料で修理)
この時の修理費用は確か、6,000円ほどだったと思います。この、6,000円という修理費用が高いと思うか?妥当だと思うか?はそれぞれだと思いますが、僕の場合はとてつもなく高く感じました。
というのも、修理にかかった時間は、実質5分程度。湯沸かし器の本体カバーを分解して元に戻すまでにかかった時間がです!
もちろんプロの業者の方なので、作業に慣れているのはわかりますが、あまりにも簡単に修理しているのを見ていると「これ、自分でもできるんじゃ?」と思わずにはいられませんでした。
簡単そうだったので修理の際、業者さんにインターロックの解除の仕方を尋ねましたが教えてもらえませんでした。(会社の規則なのかも)
そして3回目は、業者に連絡せず自分でインターロックを解除することに挑戦し、無事インターロックを解除することができました。
その時のやり方(手順)を僕が実際に作業したときの画像を使って解説していきたいと思います。
ちなみにやり方は超簡単!ですが、本来インターロックは業者に依頼して解除してもらうべき故障(修理)です。
これから解説する方法は、僕がインターネットで調べて自己責任で行った方法です。
この記事を読んで、同じやり方を試してみようと思われる方はすべての作業を自己責任で行ってください。
機器の不具合や事故等については、当サイトでは一切責任を負いませんので予めご了承ください。
インターロック(赤ランプ点灯)の解除方法
まずは、ガス供給用の元栓を確実に閉めて、点火用の乾電池をソケットから外してください。
用意する道具は、プラスドライバーだけです。僕の場合1箇所ネジを外すだけでした。
カバーを外す前に、点火スイッチのダイヤルを外しておくと作業がやりやすいと思います。僕がやったときは、カバーをはずすときは邪魔になりませんでしたが、カバーを取り付けるときにダイヤルが邪魔になりました。
ダイヤルは引き抜くだけで簡単に外れます。
ダイヤルを取り付けるときは、両方の凸凹を合わせるようにして差し込むだけです。
ガス瞬間(小型)湯沸かし器のカバーの外し方
はじめに、湯沸かし器本体下のネジを外します。
本体カバーは一体式になっていて、正面の部分が取り外せるようになっています。
ネジを外した後、両サイドの爪を外すと簡単に外れます。(左右で上下4か所)
はじめに下の爪を外したほうがやりやすくなります。
左右の下の爪を外すと、カバーが動かしやすくなるので次に左右の上の爪を外します。
この時カバーを上方向へ持ち上げると爪の引っ掛かりが簡単に外せます。
インターロックの解除ボタンを押す(長押し)
カバーを外すと、何やら複雑な部品がいろいろ見当たりますが、インターロックを解除するには、基盤の中についている「インターロック解除ボタン」を押すだけです。
解除ボタン以外の部分は一切触らなくて大丈夫です。
以下の画像の赤枠内が基盤です。
この基盤の中にインターロックの解除ボタンがあります。
画像を拡大してみます。
基盤(赤枠)の中に丸い小さなボタン(以下画像の黄色枠内)があります。
これがインターロックを解除するボタンです。
インターロックを解除するには、このボタン(黄色枠内)を長押しするだけです。
2秒~3秒ほど長押しすると「ピー」という解除音が鳴ると思います。
さらに拡大してみます。
指先で押すのは少し押しにくいかもしれませんが、ドライバーなどの金属類や硬い道具は使用しないでください。(部品を破損する恐れあり)
精密部品が密接しているので、配線類を傷つけたり、部品を破損してしまわないように十分注意してくださいね。
解除ボタンを長押しして「ピー」という解除音が鳴れば、インターロックは解除されていますので、カバー(ダイヤル)を取り付け、電池をセットしてください。
カバーの取り付けが完全に完了していることを確認できたら、部屋の換気状態が良好な状態でガスの元栓を開いてください。
インターロック解除が成功していれば、お湯が出てきます!(^^)!
お疲れさまでした!
ガス瞬間(小型)湯沸かし器のインターロック(赤ランプ点灯)解除のまとめ
以上が、ガス瞬間湯沸かし器のインターロック解除の方法(手順)でした。
うまくいきましたでしょうか?
文中にも書きましたが、ガス機器の扱いは本来専門業者さんに依頼するのが望ましいのですが、僕の様に自己責任で作業を行うつもりなら、それほど難しい作業ではないと思います。
解除ボタンを2~3秒押すだけですからね^^
カバーの脱着の方が、手間も時間もかかるのが実際だと思います。
少しでも不安要素がある場合は専門業者さんに依頼してくださいね(*^^*)
【参考リンク】
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