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Kagemaru's Blog

腓骨骨折全治までの嫁日記~通院(固定)治療六カ月目で全治の診断結果

こんにちわ。

影丸です。

このページでは、僕の嫁が左脚の腓骨を骨折したときの治療(診察)の様子、回復傾向、自宅での過ごし方などをまとめています。

記事の内容は、

 

腓骨骨折全治までの嫁日記~通院(固定)治療四カ月半の状況 - かげまりずむ

 

の続きで、腓骨骨折診断から、約半年後の通院の様子、診察の結果をまとめています。

腓骨は脚のすねの骨で、中心部の太い骨ではなくその横にある細い骨です。
(以下画像)

腓骨の場所を示すイラスト

引用:https://kotujiko.net/aftereffect/rank12-no7-0013/

 

腓骨骨折から約半年で全治

嫁が自宅で転んで左脚の腓骨を骨折したのが、今年(2020年)の2月初め頃。

約半年間という長い治療でしたが、今回の診察で先生から

「骨はきちんとついてますね。今回で通院は終わりでいいですよ」とうれしいお話がありました^^

夫婦と医者のイラスト

今回の通院も、”診察前にレントゲンを撮ってから診察”という流れだったので、診察の際にレントゲン画像を見せてもらいましたが、前回の時には骨折の個所がはっきり映っていた箇所が白く埋まって、素人の僕が見てもきちんと骨がついてるのがわかるほどでした。

嫁は以前から半身麻痺の後遺症があるので、家の中ではほとんど動かない生活をしています。トイレに行くときはゆっくりですが、自力で歩いて何とかこなしてます。

たまにバランスを崩して躓くこともあり、大きく転ぶことはないんですが、その場でペチャっと座り込んでしまうことがあります。

今回の腓骨骨折については、"この日のこの時に骨折した"というピンポイントな状況ははっきりしていません。数日間動きの鈍い日が続く中、ある日脚の痛みを訴えたので救急外来で診察してもらい骨折が発覚しました。

治療方針は整形外科の担当医からのアドバイスで、手術はせずにギプスでの固定治療ということになったんですが、「全治までの治療期間は、三カ月以上かかるかもわかりませんよ」ということは聞かされていました。

これは長丁場だなという心構えはあったものの、結果、全治まで約半年という長い期間が掛かってしまいました。

腓骨骨折~通院の様子

今回の通院を含めると、通院回数は10回になるんですが、前回の通院までは介護タクシーを利用していました。

自宅では自力で移動することが困難なので、骨折の期間は訪問リハビリの先生の協力で、とある施設から車椅子をお借りしてました。

自宅アパートの部屋は1階なんですが、5段ほどの階段を降りなきゃならないし、車いすごと送迎してもらえる介護タクシーは、ほんとに助かりました。

介護タクシーの画像

前回までの記事の流れで、ギプスが外れるまでの期間や、自宅での嫁の過ごし方などを書いてきましたが、今回の通院は介護タクシーではなく、僕の軽トラで通院できるまでに回復しています。

今回通院していた病院は、以前から何かとお世話になっているかかりつけ医なんですが、自宅から車で5分程度という好立地。

内科、外科、整形外科、小児科という診療体制なので、病院の規模は中規模といった感じかな。かなり昔からお世話になってますが、今回ほど長く通院で利用するのは初めてです。ほんとお世話になりました。

腓骨骨折で通院していた病院の外観画像

骨折している間も、訪問リハビリは続けてもらっていましたし、ある程度回復してからは、リハビリ以外の時間にも立ち上がりや家の中を歩く練習は続けていたので、やっと自分たちだけで通院できたという感じです。

腓骨骨折に関しての固定治療(器具)の変化

2月初旬の骨折から8月中旬の全治までの間、最初はシーネという添え木のような固定期間が約一週間。その後、ギプスが約二十日間で一度巻きなおし。その後さらにギプスを約二週間付け、その後は金具の入ったサポーターを約一か月間つけていました。

手術はせずに固定治療ということでしたが、実際に器具などで固定していた期間は、全治期間約半年間の内、前半の70日超ほどでした。

シーネ固定・約一週間

腓骨骨折治療のシーネ固定の様子

ギプス固定・34日間

腓骨骨折治療のギプス固定の様子

サポーター固定・約一か月間

腓骨骨折治療のサポーター固定の様子

装具外来で装具を作ってもらった件

今回の通院をきっかけに、脚の装具を作ってもらいました。 

以前から、リハビリの先生から装具についてのアドバイスを何度か受けていました。

なんですが、その時の僕は装具の話を聞き流すというか、何となく前向きになれない感じでスルーしてしまってました。

これは、間違っていたのかということはさておき、ある意味僕のエゴみたいなもので、嫁の脚に装具を付けることに対して抵抗があったんですよね。

感情としては、リハビリ前より悪くなっている感覚というか・・・。うまく表現できないんですが、今までつけていなかった装具を付けるということが、麻痺の進行を意味するという感覚ですかね。

リハビリの先生は、決して装具を強要するということはなく、嫁の体のことを第一に考えてアドバイスしてくれてたんですが、見た目なんかに惑わされていた自分が、浅はかな考え方だったんだなと今は反省してます。

装具作成の流れ

今回の腓骨骨折以前から、何度か装具についてのお話はあったものの、今回の通院を期に、装具を作ってもらったのにはある理由があるんですよね。

装具を作成する際は、医師の承諾というか、指示書が必要になるということで、リハビリの先生、理学療法士の一存では装具作成の依頼ができないんだとか。

そのこともあり、担当医の先生にお願いして装具外来の予約をし、装具の作成にたどり着いた流れです。装具外来があるのは初めて知りました。

実は、最初に整形外科の先生に装具作成の相談をした際は、あまり前向きな意見はもらえなかったんですよね。

整形外科の先生曰く、「装具が必要な状態なら、これまでに何度かそういう話(機会)があったと思うんですが、現在まで装具を作っていないということは、必要ないからじゃないかな」という意見でした。

 

現在でも嫁は、脳神経外科に定期的に外来受診してるんですが、そちらの先生からは装具についてのお話は今まで一度もありません。

整形外科の先生じゃなくても、装具作成の指示書は作成できるらしいんですが、やはり専門の診療科ではないからか、なかなか脚の麻痺ピンポイントについてのお話はしてもらえないですね。

後遺症の一つである、てんかん発作についてのお話が毎回のパターンという感じ。長年の麻痺生活の中で、徐々に動きが鈍ってきていることは僕自身わかっていますが、年齢を重ねると同時に体の衰えはだれにでもあることなので、脳外の先生に装具について相談することはなかったんですよね。

 

前述の様にリハビリの先生からは装具のお話があったわけで、今回の整形外科の通院を良い機会だと思ってくれたんだと思います。

装具は、身体障害者の日常生活をサポートするためのものなので、やはりリハビリの先生の意見を素直に受け入れたほうがよかったんですよね。今さらながらですが^^;

途中、整形外科の先生とリハビリの先生の意見の板挟み状態に感じるときもありましたが、装具は必要ないんじゃないかなという、整形外科の先生の見解をリハビリの先生に伝えると、

「私たちから整形外科の先生に手紙を書くので渡してもらえますか」

という流れに!

訪問リハビリを受けだしてから、三年ほど経つと思うんですが、その間嫁の体の状態を見てくれている先生はやはりリハビリの先生なんだから、その先生の見解に従おうと思い、整形外科の先生に手紙を渡しました。

整形外科の先生の意見としては、

「そこまで言うなら、一度装具外来で装具屋さんにお願いしてみますか」

ということで、今回装具を作った次第です。

装具を付けてからの嫁

7月10日に装具外来を受診して1週間後には、装具が出来上がってきました。出来上がってきたといっても、嫁の脚に合わせて作るオーダーメイドではなく、既製品なんですが、まずまずピッタリな感じで合うサイズがあったので、留め具(バンド)の種類だけ選んだという感じですね。

脚用の装具の単体画像

装具を付けてからの嫁の動きですが、とてもいい感じです。今までは、麻痺のある方の脚を上げると足先が下に下がってしまってたので、ちょっとした段差に躓きやすかったんですが、装具を付けてからは、段差をまたぐ際も足先が下がらないので、嫁本人も安心感が増した様です。

今回の腓骨骨折とは関係なく、装具は以前からの麻痺に対する対策となるんですが、今回の腓骨骨折での通院がなければ、装具の作成はしていなかったか、かなり先の話になってたんじゃないかなと思います。

僕の見守り不足が原因で、嫁には骨折生活という、つらい思いをさせてしまいましたが、装具を作るきっかけになったことだけは、良かったと思うべきかな。もちろんこれはリハビリの先生が以前からアドバイスしてくれていたことなんですが。

装具を作ってから、まだ一カ月ほどですし、実際に装具を付けて歩く練習はそう多くはできていませんが、この先徐々に装具にも慣れていってくれると今よりもっと動きやすくなると思ってます。

女性が脚に装具を付けている前方からの画像

女性が脚に装具を付けている後方からの画像

まとめ

今回で、嫁の腓骨骨折についての記事は最後になります。

今回、腓骨骨折について記事を書こうと思ったのは、嫁の骨折の回復具合や、治療の内容など知りたいことを検索したときに、体験談というか、わかりやすい記事がなかったからです。

もちろん、「腓骨骨折 治療」や「「腓骨骨折 全治」などで検索すると多くの記事がヒットしますが、その記事の多くは専門的な内容が多く、記事の内容も病院の先生方が執筆しているらしい専門的な内容ばかりだったんですよね。

僕が知りたかったのは、実際の生活の変化だったり、例えば、治療の回数や通院手段など、ごくごく単純な内容なんですよね。

そのこともあり、今回僕が書いてきた記事の内容は、日記的な内容となっています。特に、通院を助けてくれた介護タクシーや、家の中での生活(ほぼ座ってるだけですが)で、時系列という感じの記事内容です。

腓骨骨折をしたご本人やご家族が「この先どんな生活になるのかな?」と思われる際に、何となくこんな感じですよ。と伝わればいいなと思ってます。

特に役に立つようなアドバイスも書けなかったかもしれませんが、僕の知りたかったことを、客観的に記事にしてみました。

今回の腓骨骨折の記事は全部で8記事書いてますが、記事の冒頭に前回の記事のリンク、記事の最後に次回の記事のリンクが貼ってあります。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

初回の記事
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腓骨骨折全治までの記録~通院(固定)治療の経緯と自宅で出来る対策 - かげまりずむ

 

 

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