かげまりずむ

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Kagemaru's Blog

【軽トラ】セルモーターが回らない?1万円以下で修理する方法

軽トラックのセルモーターと記事タイトルの画像

こんにちわ。

 影丸です。

この記事では、軽トラックのセルモーター(スターター)が突然動かなくなってしまったときの対処法を記事にしています。

記事の内容は、軽トラック用のセルモーターを中古で交換して修理費用を安く済ませる方法で、僕の経験談として2種類の修理体験を紹介しています。

どちらも、修理業者に依頼して修理した時の経験談で、平成29年から平成31年にかけて1万円以下で修理した方法と2万円以下で修理した方法の2パターンを掲載しています。

 

 

軽トラのセルモーターが回らないときの対処法

セルモーターは車のエンジンを始動させるときの部品(スターター)で、エンジンがかかってしまえば常に通電したり稼働したりすることはありません。

車の部品の中では負担の頻度が低い部品なので、故障する頻度も他の消耗品などと比べるとかなり低くなっていますが、何といってもエンジンの始動には欠かせない部品なので重要度はかなり高いといえますね。

セルモーターが故障してしまったときは、修理業者に依頼して部品を交換してもらわなければならないわけですが、何せエンジンが自動出来ない訳なので修理工場へ自分で持っていくことすらできません。

修理業者によってはレッカー移動などを引き受けてくれる業者もありますが、最近では任意保険のプランにレッカー移動無料などが含まれている場合も多いです。

また、JAF日本自動車連盟)に加入している方なら、ロードサービスを無料で利用できます。レッカー移動の場合15キロまでなら無料で利用できるのでJAF会員の方なら迷わずJAFロードサービスを利用するのがおすすめです。

セルモーターの故障を判断する方法

セルモーターの故障は、何の前触れもなく突然やってくることが多いのでバッテリーが上がってしまったのかと勘違いすることが多いのですが、セルモーターの故障とバッテリー上がりを見分けるのは簡単です。

電気系列が稼働するかどうかで容易に判断できますが、電気系列の中でも高い電力を必要とするヘッドライトで確認するのがわかりやすいと思います。

ヘッドライトを点灯させてみて、通常より暗く(うっすら)点灯するか、全く点灯しない場合はバッテリー上がりの可能性がありますが、通常通りに点灯するのにセルモーターが回らない場合はセルモーターの故障と判断できます。

ちなみに、JAF会員の方ならロードサービスに電話をかければ、現地でバッテリー上がりなのかセルモーターの故障なのか、もしくはそれ以外の故障が原因でエンジンがかからないのかを点検してもらうこともできます。

セルモーターの故障を格安で修理する方法

僕は自営で塗装業を営んでいるんですが、仕事には平成7年式のかなりレトロな軽トラックを使用しています。

平成7年式。今年で24年落ちのダイハツハイゼットの軽トラックです。年式も古いし走行距離もとっくに十万キロを超えているので寿命かもしれません。

外観はこんな感じです。ボディ色は塗装屋だけに自分で塗装していますが、いかにも古ぼけた感じがします。

ダイハツハイゼットの写真

この軽トラックは、中古で購入してから7~8年かな。すでに15年落ちしている状態で購入したんですが、購入時の走行距離は一万キロ超で、年式のわりには程度はかなり良かったです。

これまで消耗品程度の修理は何度かありましたが、突然車が動かないというほど大きな故障はこの時が初めてでした。

今回はその時の修理を中古のセルモーターで済ませて大正解だったという経験談です。

ちなみに、軽トラックのセルモーターは大抵はボディの下側を覗くと見える位置についていますが、故障でもしない限り意識的に見る人はいないですよね。

僕のハイゼットの場合はこんな感じで丸見えになってます。(以下画像)

軽トラックのセルモーターの画像

この時の経緯ですが、いつもの様に夕方現場から引き上げる際に、突然エンジンがかからなくなったんですが、朝、行き道は何の不具合もなかったので慌ててしまいました。バッテリーが弱ってる気配もないし、セルモーターの故障なんて経験がなかったので。

バッテリーは新品に交換してから3年くらいだし、軽トラックなんてさほど電力が必要な車種じゃないので、原因はバッテリーじゃないだろうなと素人ながら思いました。

とりあえず何とかしなきゃいけないので、以前から加入しているJAF(日本自動車連盟)のサービスセンターに電話して現場まで来てもらいました。

 朝出かけるときの状況やバッテリーの状態をJAFのスタッフに説明すると、なんとなく原因がわかっているようで、セルモーターの場所を確認。

ヘッドライトはしっかり点灯するのに、キーを回してもセルモーターが無反応。ほぼ間違いなくセルモーターの故障ということでした。

プロの言うことを素直に聞き入れ、どうすればいいか相談すると、「ミッション車なので押し掛けしましょう」・・・との判断です。なるほど!

軽トラックでもオートマチック(トルコン)車ならその場からけん引していくという判断でしたが、ミッション車なのでセルモーターが回らなくてもエンジンは始動するそうです。

スタッフの人が後ろから押してくれるので僕は座席に座りギヤを1速に入れクラッチを離すだけでOK。

ちなみに、JAFの年会費は4,000円ですが、加入しておいて損はないと思います。バッテリー上がりや故障時の牽引(15キロ以内)などはもちろん無料です。頻繁に利用することはないですが、この時はほんと助かりました。 

jaf.or.jp

レッカー移動してもらわなくてもエンジンが始動できたので、いつもお世話になっている修理業者まで車を走らせます。

その際JAFスタッフの人からアドバイスされたのですが、セルモーターだけの修理でも新品に交換するとかなり高額になることがあるので、中古部品の修理を選択肢に入れてみては?ということでした。

セルモーターの修理は中古で依頼してみよう

エンジンがかかったところでそのまま行きつけの修理業者さんに電話して、状況を伝え、その足で工場まで車を走らせます。

先ほどJAFに来てもらってからの経緯を説明。セルモーターの修理をお願いしたのですが、JAFのスタッフにアドバイスしてもらった中古部品での修理を相談してみました。

まあ、年式と走行距離から考えるとあえて新品の部品に交換するのはもったいないと思います。

修理業者さんに聞いて驚いたんですが、年式や車種が違っても軽自動車のセルモーターは共通で使える場合があるらしいんですよね。自動車メーカーや車種、年式ごとに細かく仕様が決まってるわけじゃないんだとか。 

専門的なことはわからなくてもいいので、とにかく安く修理してほしいと思いで中古部品での修理を依頼した結果、かなり安価で修理してもらえました。

セルモーターの修理費用(1万円以下)

修理に出して3日間ほどで連絡があり、車を取りに行くと修理費用の明細書が助手席に置いてありました。自宅に帰り明細を見てみるとなんと価格の安いこと・・・。

以下に修理明細書の画像を掲載しますね。

平成29年のセルモーター修理の明細書画像

費用の内訳は、中古のセルモーター(部品代)が5,000円。脱着工賃が4,000円。消費税が720円で合計9,720円です。

ちなみに、新品の修理費用だと部品代だけで40,000円ほどするそうです。脱着工賃は変わらないので新品修理だは45,000円ほど掛かるわけです。急な出費が安く済んで大助かり。 

もちろん、中古の部品で修理したので保証期間などはありませんが、1万円以下での修理なので当然納得。むしろ感謝したいくらいです。 

セルモーターの修理費用(2万円以下)

前述のセルモーター修理はかなり安価で修理することができたのですが、やはり中古部品での修理ということもあって、約2年後にまたまたセルモーターが故障してしまいました。

中古の部品なので、当たりはずれがあるということはもちろん承知していましたし、一万円以下の修理費用だったんで納得がいきます。

今回も前回と同じように中古部品での修理を依頼したのですが、今回は修理業者さんからのアドバイスもあり、中古部品の中でも程度の良いリンク品での修理をすることにしました。

中古のパーツを解体後に、点検、洗浄、消耗品交換などを行って程度の良好な交換用部品として再生させたものをリンク品というらしいんですが初めて知りました。

使用済みの車両から取り外しただけの中古部品と比べると、品質の程度が良く長持ちするとのことなので、今回はリンク品での修理を依頼しました。

こちらも、その時の修理費用明細を載せておきますね。

平成31年のセルモーター修理の費用明細書の画像

費用内訳は、リンク品のセルモーター(部品代)が9,900円。脱着工賃が4,000円。消費税が1,112円で合計15,012円です。

約2年前の修理費用より若干高くなりましたが、中古パーツとして程度の良いリンク品での修理なので安心感は大きいです。リンク品の部品は、元の状態がある程度良好な部品でないと再生できないので必ず手に入るとは限らないということです。

今回は、修理を依頼した時期にちょうど同じ種類のリンク品が見つかったので、ラッキーでした。

平成31年の4月に修理して約半年後の現在、もちろん何の不具合もなく順調に稼働しています。

まとめ

今回は、セルモーターが回らないときの対処法を、体験談としてお届けしましたがいかがでしたでしょうか?

使用済みの車から取り外しただけの中古部品と、さらに程度の良いリンク品と2度の修理でかかった費用は合計2万5千円ほどです。

年式、走行距離などによって判断が分かれるところではありますが、中古車は一度故障しだすと、ほかの部品も続いて故障するパターンが多いと思います。

立て続けに何度も修理するより、思い切って買い換えるのもいいと思いますが、出費を抑えたい方は、リンク品での修理も検討してみてはいかがでしょうか。

約2年間の間に同じセルモーターの修理を、程度のわからない中古部品と程度良好なリンク品とで2回行いましたが、どちらとも思ったより安い費用だったので、今回記事のネタにしてみました。 

最後までご覧いただきありがとうございました。

影丸でした。

 

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