こんにちわ。
影丸です。
今回は、家庭用の冷蔵庫(全体)が冷えないまたは、冷蔵室だけ冷えなくなってしまったときの対処法をお届けしていこうと思います。
メーカーや家電量販店の保証期間を過ぎてから、故障したり不具合が発生した場合は、いきなり修理業者に依頼する前に、一度試してほしい対処法を紹介していきます。
記事の内容は、僕の家の冷蔵庫(冷凍室も)が壊れたとき、数秒~数十秒で完全復旧したときの経緯と、その数カ月後、冷蔵室のみ冷えなくなった時の自分でやった修理の経緯です。
- 冷蔵庫の再起動
- 冷却器の点検
- 冷却ファンの点検
- 買い替えを検討
- 冷蔵庫も冷凍室も冷えなくなったときの対処法
- 冷蔵庫の電源プラグ(主電源)を差しなおしてみた
- 冷蔵庫復旧から約3か月!今度は別の故障?
- またまたコンセントの抜き差しをやってみた
- 冷蔵室の復旧を確認するには?
- 冷蔵室が冷えないときの対処法
- 冷蔵庫内の参考画像
- 冷蔵室、冷却ファン他、参考画像
- 冷蔵庫(冷蔵室)の修理にチャレンジした結果
- 冷蔵庫を買い替えたときの価格比較
- 冷蔵庫の価格変動に驚いた件
- 冷蔵庫(冷蔵室)修理のまとめ
- 今日のランキング
冷蔵庫も冷凍室も冷えなくなったときの対処法
今回修理の対象になっている冷蔵庫は、三洋電機製のSR-25(C)-2という型式で、容量は250リットル。上から冷蔵室、冷凍室、野菜室の3ドアタイプです。
2000年の7~12月製造なので、約19年間使用してきましたが調子が悪くなったのは今回が初めてです。
不具合の症状は、冷蔵室も冷凍室も全く冷えなくなってしまうという悲惨な状況です。
ある日、仕事から帰って何気なく冷蔵庫を開けると何やら生ぬるい感覚が・・・。
普段冷蔵庫の冷気(温度)なんか気にすることはないですよね。冷えてて当たり前という感覚しかないと思います。
ところが、この時はなぜか違和感を感じたんですよね。冷蔵室内の食品を触ってみるとほぼ常温という感じです^^;
冷凍室の方を覗いてみるとこれがまた悲惨な状況で、氷が溶けて(溶けかかって)しまっているんです。
下の画像は、異変に気付いた直後に固まっているはずの氷に箸をさしている様子です。
もちろん普段はこんなことしませんが、この出来事を記事にするつもりであえて画像に収めています。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、この時点でシャーベット状になってしまっていたので箸が難なく刺さります。
前日に何やら調子が悪いとか、そんな前兆は何一つ感じなかったんですが、この日はなぜか違和感を感じたんですよね。ついに壊れたか?
とはいえ、手をこまねいていても仕方ないので何とかしなければ。こんな時に思いつく方法といえば・・・。電化製品でよく使う手といえば、ON、OFFスイッチの操作ですよね。
パソコン(ノート)でいえば本体スイッチのON、OFF。それでも不具合が直らないときは、本体スイッチの長押しですよね。
それでもだめなら主電源ですか?電源プラグの抜き差し・・・。という具合に徐々に試していくはずですよね。パソコンに詳しいわけではないんですが、確かそのような感じだったと思います。
なんですが、冷蔵庫にON、OFFのスイッチがあるわけもなく・・・。
電源といえば、電源プラグ(コンセント)しかありません。
冷蔵庫の電源プラグ(主電源)を差しなおしてみた
僕の記憶が正しいかどうか定かではないんですが、冷蔵庫の電源プラグはむやみに抜かないほうがいいという。そんな記憶があるんですよね。
ですが、根拠のない記憶に惑わされてる場合じゃないんで、イチかバチかやってみるしかありません。というか、それしかやることないですし。
どのみちこの状態で放置していても、自然に復旧するはずないですからね。
ということで、
思い切って抜きました・・・・・。
抜いたらもう差し込むしかないですよね。
こういう時は願いを込めて。祈って念ずるしかありません。
やりました!大成功。だと思います。扉を開く前に「ウィ~~ン」^^
コンプレッサーの稼働する音ですね この音は!
続きまして、扉オープーン!
大成功~~!
こうするしかなかったんですが、結果は大成功です。
コンプレッサーの稼働音と庫内灯の明かりで疑う余地はありません。
ちなみに最終確認は数時間後の冷凍庫内。これで確実さが増します。
以下の画像は、ほぼ復旧?してから数時間後(3時間前後かと)
見事に凍った氷を見て「やってよかった」と思う次第でした。
この方法は僕が試したときは大成功したので、是非おすすめしたいやり方です。が、正直「不用意にコンセントを抜き差しするのはどうなんだろう?」という思いはぬぐえていません。
もし、冷蔵室も冷凍室も完全に冷えなくなったらこれしかやる方法はありません。なので、おすすめの方法とさせていただきます。
じつは数カ月後、この方法が再起動というやり方だと知りました。
冷蔵庫復旧から約3か月!今度は別の故障?
約19年間我が家の食生活を支えてくれた「冷蔵庫」。前回の苦難を乗り越え安心しきっていたんですが・・・。
またまた不具合に見舞われてしまいました。
今回の不具合は、冷蔵室だけが冷えないという現象です。
冷凍室の氷はしっかり固まっている状態。(以下画像)
間違いなく凍っています。わざわざ触らなくても見ればわかるんですけどね^^;
3か月前の不具合&復旧から約3か月間。この時は前回の不具合のことなんかすっかり忘れて安心しきってました。
またまたコンセントの抜き差しをやってみた
今回も電源プラグを差しなおせば解決するもんだと思ってさっそくやってみました。まあ、前回バッチリ復旧しましたからね。
正直19年という年数を考えると、本物の故障でも仕方ないという思いはありました。一般的な冷蔵庫の寿命は超えているはずですから。
ある意味自分の心に保険をかけるという意味もあるんですが、まずはやってみるしかありません。
やることは前回と全く一緒です。やっぱり今回も祈って念じながらやってみたわけです。
ん?今回も「ウィ~~ン」と聞こえます。そりゃそうですよね。よくよく考えてみると、前回の不具合と今回の不具合は、パターンが違うんですよね。
冷蔵室の庫内灯が消えたわけでもないし、冷凍室の氷も解けてないんですからね。そうなんです。前回庫内灯が消えていたのは、通電すらしていなかったから。
今回の場合、冷凍室は機能しているわけなんで、通電してないわけではない!ということは庫内灯の明かりがついているのは当然ですよね。
冷蔵室の復旧を確認するには?
前回の様に庫内灯の明かりで確認できないし、冷凍室の氷で確認することもできないということは・・・。
冷蔵室の温度確認しかない!!ということになります。冷蔵室に関しては、目視で確認するってわけにもいかないとおもうんですよね。とりあえず、居間の温度計で冷蔵室の温度を確認しておきます。
カッチカチの氷の様に、目で見てはっきりわかる何かが欲しかったんですよね。
正確な時間をはかったわけでなありませんが、おおよそ3時間ほど経過したはずです。温度計の結果をご覧ください。(以下画像)
唖然!約20度じゃないですか!欲しかったのはこの数字じゃないんですが^^;
正直「なんとなく冷えが悪いなぁ」とは思っていましたが、20度って!?
そもそも冷蔵庫の平均温度って何度なんでしょうか?そんなこと今まで考えたことなかったです。
ということで、ここでやっとネット検索を開始するわけです。もちろん冷蔵室(冷蔵庫)の平均温度を調べるだけじゃありません。
今回の不具合の原因究明と、復旧方法について徹底的に調べました。検索窓にキーワードとして「冷蔵庫 温度」「冷蔵庫 冷えない」「冷蔵庫 故障」などなど思いつくキーワードを駆使して調べた結果。まずは、冷蔵庫(冷蔵室)の平均温度は10度以下という答えにたどり着きました。
今回の不具合が発生したのは12月半ばです。この寒い時期に冷蔵室の温度が20度とは、外の気温の方がはるかに冷蔵庫じゃないですか・・・^^
ネット検索で復旧方法を色々調べてわかったことなんですが、3か月前と今回のプラグの抜き差しは再起動というらしいです。(さっき書きましたね)
パソコンを使う方ならピンときますよね。これも繰り返しになるかもしれませんが、パソコンの不具合を感じたとき、最初にやるべきは再起動ですよね。
プラグの抜き差しというやり方こそ違いますが、なまじっか間違っていなかったんだと安心すら覚えました。
今までず~っとプラグの抜き差しにおびえていた自分の無知さにあきれるほどです。ネット検索ってホント便利ですよね^^
冷蔵室が冷えないときの対処法
冷蔵室の平均温度に関しては、コンピューターを駆使して確認できました。なので、次にやることは?・・・。
もちろんです。ネット検索やりまくりで情報はゲットしてあります♪
ネット情報の中で多かったのは、冷蔵庫(室)の故障というよりは、それ以前の冷え方が弱いときの対処法です。
今回の不具合の対処法にはならないので、簡単に書いておきますね。おそらく、ご存知のことだと思います。
冷蔵庫が全く冷えない場合
- コンセントからプラグが抜けている
- ブレーカーが切れて(落ちて)いる
- 停電ではないか?
対処法⇒電源プラグやブレーカーをチェックする
冷蔵室の冷えが弱い場合
- 食品の詰め込みすぎ
- 熱いものを入れた直後
- ドアの開け閉めが頻繁(開いたまま)
- 温度調節が弱になっている
対処法⇒温度調節を中~強にする。ドアを確実に閉める
これらのチェック事項は説明書に記載されているので、今回のような不具合の解決にはなりません。
さて、ここからは僕がチャレンジした修理の経緯になります。いくつかやってみるべき情報がありましたが、いずれも冷蔵庫の内カバーを外さないといけません。
冷却器の故障
結果から書いてしまいますが、原因として考えられる有力な情報は、冷却器(れいきゃくき)に霜が張り付いている。別の表現なら、冷却器の表面が霜で覆われているというものでした。
どのような状態なのか引用画像を先にご覧ください。(以下画像2枚)
まずは、冷却器に霜が張り付いている画像です。
次に、冷却器の霜を除去した後の画像です。
霜を取り除く方法ですが、ドライヤーの熱で溶かす(20分~30分目安)という方法と、冷蔵庫の扉を開けっぱなしにして自然に解凍させる方法があります。
ドライヤーを使う場合は周辺の配線コードに要注意です、熱(熱風)で溶かしてしまわないようにきをつけてくださいね。
自然解凍の場合、夏場なら24時間目安。冬場なら48時間目安となるようです。ここで、なるようですと書いたのは、僕の場合冷却器を確認することはできたのですが、上の例画像の様に霜が張り付いている状態ではなかったからです。
我が家の冷却器の画像をご覧ください。(以下画像)
上の画像は、我が家の冷蔵庫の内カバーを外した際の画像です。ネット情報によると、冷蔵室だけが冷えない(冷えが弱い)原因の、およそ8割が冷却器に霜が張り付くこと。となっていました。
内カバーさえ外せたら問題解決と安心してたので、ピッカピカの冷却器を見たときはなんだか複雑な気分になりました。
結果は残念でしたが、大丈夫です。実はほかにも有益な情報がありました。
冷却ファンが稼働していない
製造メーカーや年式によってカバーの取り付け(取り外し)や、部品の場所など異なると思いますがここでは省かせていただきます。
我が家の冷蔵庫は2000年製造、三洋電機製です。食い違う点はあると思いますがご了承くださいね。
ということで、今回の不具合の原因は冷却ファンの故障で間違いないと思います。
なぜかというと、先ほどの画像の様に内カバーを外すと、冷却器より先に冷却ファンを確認することができます。冷却ファンの後ろ側(奥)に冷却器の一部が見える状態です。
扉を開けた状態で、手前から内カバー⇒冷却ファン⇒冷却器
カバーを外した状態で電源を差し込み、ファンが回るか回らないかは一目瞭然ですから。結果、電源を差し込んでもファンが回転しなかったため、冷却ファンの故障だと判断しました。
冷却器は冷凍室(庫)内にあるので、内カバーを外すのは冷凍室だけでよかったです。冷蔵室の裏は背面壁の内側でした。気になるので一応ばらしてみました^^
冷凍室の内カバーはネジなど外さなくてもよかったです。ある程度(かなり?)力がいりましたが、つかんで(つまんで)引っこ抜くって感じですね。
冷蔵庫内の参考画像
ここから順に、打ちカバー撤去前⇒各部屋(庫内)⇒冷却ファンと冷却器の画像です。
先(上)に説明を書いてからその下に画像を置いてあります。
こちらは、引き出し(食品入れるとこ)を外した後の状態です。真ん中が冷凍室です。奥にある(矢印部)内カバーを引っこ抜きます。(やりにくいです)
野菜室は触りようがありません。(内壁のみでカバー無し)
こちらは、冷凍室の内カバーを外している様子です。隙間に指を入れて引っこ抜きました。上下の隙間が狭いので引っ掛かります。
力任せでやるとプラスチックが割れそうだったので、徐々に力を強めていく感じかな。
こちらは、冷凍室の内カバーを外した状態です。冷却ファン(プロペラ)が確認できます。細い配線コードはコネクター(カプラ)の中心部を押さえるとス~ッと抜けました。(全く力はいりません)
僕の場合、冷却器に霜が張り付いていないのを確認後、再び配線を戻してから冷却ファンの通電確認をしました。
こちらは、冷却ファン本体を手前に引き抜いているところです。この奥に、冷却器があります。(ファンの隙間からも見えました)
続いて冷却ファンをもう少し手前に寄せた状態です。上下の隙間が厄介ですが、力を入れすぎて配線類を切ってしまわないようご注意ください。
こちらは、冷却ファンを手前に傾けています。冷却器の霜を確認するだけならこの状態で十分です。
奥には電源コードが2本つながっていました。ファン本体を完全に外す場合は奥にある配線コードを外す必要があります。
黄色の紐が上下の通気口を通っています。冷気の循環がわかりやすいように、あえて紐を通しています。自前の紐です^^;
冷却ファンを画像の様に手前に傾けただけで、冷却器がはっきりと確認できます。先ほどのアングルと異なる画像ですが、冷却器には霜のかけらすら見当たりませんでした。
ここまでは、冷却器と冷却ファンを確認する際の画像で解説させていただきました。
ネット情報にあったように、冷却器は冷凍室に設置してありました。さらに、冷却ファンも同じ室内にあったので、ファンの通電を確認し、結果冷却ファンが故障していることを確認できました。
冷蔵室、冷却ファン他、参考画像
参考までに、途中過程での画像を少々掲載しておきます。
こちらの画像は、ほぼ必要ないかと思いますので、テキスト抜き(画像テキストのみ)で掲載しておきます。
冷蔵庫(冷蔵室)の修理にチャレンジした結果
今回確認できた冷却ファンについて、部品交換するかどうか?については、我が家の冷蔵庫の使用年数を考慮して検討すらしませんでした。
三洋電機のホームページで修理用部品の保有期間を調べてみると、9年間と記載してあったので我が家の冷蔵庫(19歳)の部品は、現在製造していないことになります。
それに、電化製品全般に言えることらしいんですが、10年間の月日で電気代が飛躍的に省エネ化されているらしいんですよね。(モデルチェンジで性能アップ)
19年前の製品を仮に修理できたとしても、電気代が安くなるわけじゃないですからね。新しく購入したほうがベストだと思ったわけです。
冷蔵庫を買い替えたときの価格比較
我が家が購入した冷蔵庫は、アクア株式会社ののAQRアクア272Lというタイプです。容量は272リットル3ドア。
272リットルの容量は夫婦二人なら丁度良いサイズです。今まで使っていた冷蔵庫が250リットル 、3ドアタイプなのでほぼ同じ使い心地ですね。
価格は、楽天サイトとAmazonサイトで同じ価格、57,280円(税込み)にリサイクル料6,800円をプラスした63,600円でした。
僕は、Amazonプライム会員でもあり楽天会員でもあるのですが、楽天ではポイント3倍だったので楽天で購入しました。
送料も楽天は無料でAmazonは送料別途でしたので。迷わなかったです。
ちなみに、近所のエディオンも見に行きましたが、こちらは比較するまでもありませんでした。限定特価で64,700円にリサイクル料6,800円プラスで、71,500円ですからね。
リサイクル料は、通販でもエディオンでも6,800円でしたが、これは法律?で一律料金が決まってるみたいですね。エディオンの店員さんが教えてくれました。
参考までに。(以下画像)
冷蔵庫の価格変動に驚いた件
これ、記事を書きながら同じ冷蔵庫の価格を調べてびっくりしたんですけど、わずか数日の間に結構長く安くなってるんですよね。
僕が、楽天で注文したのが2019年12月18日です。で、先ほどの価格総額63,660円。
記事を書いている今日は2019年12月30日ですが、先ほど楽天とAmazonの価格を見てみたら本体価格がどちらも、53,330円(税込み)になってるんです!
わずか、12日間で3,950円も安くなってるんですから驚きです。今さら考えても仕方ないですね^^
ちなみにですが、現在記事リライト中で2022年8月4日になります。古い情報をご覧になった方には申し訳ないんですが、今しがた「AQUA アクア3ドア272L」の価格を調べてみたら、楽天最安値が79,780円(税込み・送料無料・設置料込み)でした。
もちろん最新型ではありますが、2019年よりだいぶ高くなってます。参考までにリンク貼っときますね^^;
>AQUA AQR-27K-S ブライトシルバー 272リットルを楽天で見る
冷蔵庫(冷蔵室)修理のまとめ
今回僕がチャレンジした経緯をまとめると以下の項目になります。
- 電源プラグを抜き差ししてみる
- 冷却器(霜)の点検・確認
- 冷却ファンの点検・確認
- 買い替えを検討(新品を購入)
やるだけのことはやったので、新品の冷蔵庫を購入する決断はしやすかったです。無責任に思われるかもしれませんが、「これはもう故障だな」と思ったらできることはやってみたほうがいいと思います。
ダメもとというと怒られそうですが。
僕は特別電化製品に詳しいわけでもないですし、手先が器用なわけでもありません。なのですが、生まれ持っての貧乏性なのか、壊れたと思ってすぐに処分することができないんですよね。
今回は、修復することはできませんでしたが、お世話になった冷蔵庫は元通り部品を復旧させてお別れしました^^
最後までご覧いただきありがとうございました。
影丸でした。
今日のランキング